近年では咬み合わせが狂うと、身体のあらゆる病気を引き起こすことがあると解っています。
骨格や姿勢のズレ歪み、顎が偏移したほうに生じる頚腕症候群、肩凝り、偏頭痛、骨盤の歪み、自律神経、また交感神経の不調、体の免疫力を退化させ筋力の弱体の原因などに、影響が出ることもあります。
身体の不調が咬合の原因と知らないまま過ごされている方も多くおられます。
咬み合わせが狂って起こった病気は、適切に咬み合わせを治療しない限り完全な治癒は望めません。
確実に治る方法を考えながら、取り外しが出来る義歯、クラウンやインレー、虫歯、またそうでない歯において咬合の妨げなど、専門医の視線からあらゆる咬合不全にアプローチしております。
咬むことの重要性
口から食べることは栄養摂取のためだけでなく、噛むことにより脳の活性化しています。また咬むことによって平衡感覚、運動能力の向上をはかっています。
寝たきりの方に入れ歯を作ってさしあげたら、起き上がって歩き出した、義歯装着時に姿勢維持の安定化につながる、など有益な症例もあります。
安定した咬合は、顔貌を調和させ、審美性を向上させ、感情の表現や表情によるコミュニケーションにも影響する場合があります。
義歯・デンチャー
金属床義歯
金属床義歯は、粘膜の上に乗せる入れ歯の主要部分を金属で作った入れ歯で、金属ならではの熱の伝わりの良さ、薄く軽く作ることが出来、違和感やしゃべりにくさが軽減されます。また臭いや汚れが付きにくいので清潔。保険適用のレジン床義歯は、素材はすべてプラスチックですので、強度を確保するために床の部分に厚みを要します。金属床義歯は割れにくく、変形しにくい、ピッタリと合った入れ歯ができる可能性があります。
ノンクラスプ義歯(自費)
ノンクラスプ義歯とは、部分入れ歯の金属の止め具(バネ)がない入れ歯です。ノンクラスプ義歯は、金具の代わりに、プラスチック製の床で義歯を支えます。
破折にも強い素材で色みも歯ぐきと同調しますので、口を開けても金具が見えず、入れ歯だとわかりにくい審美性の優れた入れ歯です。
当歯科医院の治療指針
お口の状態は年齢と共に、噛み合わせ、歯並び、舌・頬の筋肉の状態により変化しますので、知識・経験に基づく柔軟な判断が非常に重要です。
口腔環境の変化を事前に予想した上で、入れ歯やクラウンの設計を考えるなど、咬合に特化した治療を提供しております。
患者さまへの納得のいくまで詳しいわかりやすい説明と、適格に患者さまの満足するまでの細やかな治療で、評価をいただいております。
口内の環境の変化によって起こる咬み合わせ治療をお見過ごしにならず、まずはご相談ください。